2021年8月、千葉県船橋市の基礎疾患があった当時23歳の男性が新型コロナに感染して死亡しました。
両親は繰り返し救急搬送を要請したのに、受け入れ先の病院が決まらないなどと搬送を断られたとして、国と千葉県、船橋市に合わせておよそ1億300万円の賠償を求める訴えを起こしています。
31日、東京地方裁判所で始まった裁判で、男性の父親が意見陳述を行いました。
父親は「息子が治療を受けられず、苦しみながら死へと向かうのを見るのは非常につらく苦しい時間だった。搬送の要請に真摯(しんし)に耳を傾けてもらっていたら助かる命だったので、無念で悔しくてならない」と振り返りました。
そのうえで「息子の代わりに真実を知りたい。救える命を救える国になってほしいという思いで裁判を起こした」と訴えました。
一方、国と千葉県、船橋市はともに訴えを退けるように求め、具体的な主張は今後明らかにするとしました。
両親の弁護士によりますと、新型コロナ患者の救急搬送をめぐって国を訴える裁判は初めてです。
千葉 新型コロナ感染男性死亡の賠償訴訟始まる 東京地裁
時間: 31/01/2024 ソース: 匿名 数字をクリック: 1710
推奨
- 山東任城:運河夜間スクール 若者の潮流ナイトライフ
- 5年前の参院選めぐる大規模買収事件 元広島市議の有罪確定へ
- 兵庫 姫路 複合ビルで火事 消火続く 1人病院に搬送 意識あり
- 「特定利用空港・港湾」斉藤国交相“管理者と丁寧に話し合う”
- 埼玉 首都高3人死亡事故 通行止め解除は15日早朝の見通し
- 福島 郡山で住宅火災 1人の遺体発見 住人の親子2人連絡取れず
- 御嶽山噴火から10年で追悼式 遺族ら犠牲者に祈りささげる
- 西日本中心 27日から大気不安定 九州は非常に激しい雨のおそれ
- 保護司の担い手不足解消へ 公募制の試験的導入を 法務省検討会
- 小学生の娘にエアガン撃ったか 逮捕の母親ら“しつけのため”